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2025.09.04

  • 暮らしの講座

ガレージハウスとは?一人暮らしにも人気の車庫一体型住宅の魅力とポイント

ガレージハウスとは、車やバイクなどの駐車場所と建物が一体になった住宅です。車の盗難やイタズラのリスクを減らせたり、土地代を抑えて駐車場所を確保できたりなど、さまざまなメリットがあることから車好きやバイク好きの人に高い人気を誇っています。また、その構造上から戸建てに住みたい単身者にも人気です。

ただ、通常の住宅よりコストが比較的高かったり、居住場所が削られてしまったりなど、いくつか注意点もあります。注意点や建築の際のポイントを把握したうえで、自分の納得するお家づくりをすることが大切です。

本記事では、ガレージハウスの概要やメリット・デメリット、建築する際のポイントについて解説します。

 

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1.ガレージハウスは建物と車庫が一体になった住宅

ガレージハウスとは、建物と車庫が一体になった住宅です。一般的に住宅の1階部分に駐車場所、それ以外の部分に生活する場所を設計しています。

一体になっているとはいえ、家の内部と車庫は壁で区切っています。ただ、基本的に車庫から直接家につながっている設計なので、工夫次第で生活動線がコンパクトにまとまります。

車庫を住宅内に設置することで、家の中にいながら車を眺めたり、すぐに車のお手入れができたりなど、愛車を身近に置く暮らしが実現できます。そのため、車好きやバイク好きから高い人気を誇っています。

一人暮らしで建てる人も増えている

車好きやバイク好きから高い人気を誇っていますが、実は一人暮らしの人で建てる人も増えています。

一般的に単身者は、それほど広くない場所でも生活でき、賃貸アパートやマンションを利用するケースが多いです。戸建てに住みたい方であっても、借りるには家賃が高く選択肢も限られます。 

その点ガレージハウスは、平屋やワンルームで隣の住戸から独立した戸建型の物件も多いです。戸建てに住みたい単身者の需要にあっており、有力な選択肢の1つになっています。

 

2.ガレージハウスの5つのメリット

建物と車庫を一体にすることで、以下のようなメリットがあります。

メリット
  • 車の盗難やイタズラのリスクを減らせる
  • 車を雨風や紫外線から守れる
  • 土地代を抑えて駐車場所を確保できる
  • 屋内で車のメンテナンスができる
  • 雨に濡れずに外出・帰宅ができる

車の盗難やイタズラのリスクを減らせる

自宅の敷地外に駐車場がある場合や、屋外に車を置いている場合、気づかないうちに盗難やイタズラ行為の被害に遭うおそれがあります。

「自宅のすぐ近くに駐車しているから大丈夫」と思われる方も多いと思いますが、犯行をはたらく者は、さまざまな手口で盗難や車上荒らし、イタズラをおこないます。自宅の近くであっても油断していると、思わぬ被害に遭ってしまうかもしれません。

ガレージハウスであれば建物と車庫が一体化しているため、車を屋内に保管できます。そのため外から見えなくなり、盗難やイタズラ行為を受けにくくなります。

シャッターや防犯カメラなども設けておけば、セキュリティはさらに高まり、盗難やイタズラのリスクを減らせます。

車を雨風や紫外線から守れる

ガレージハウスは、屋根のみのカーポートと違って雨風や土埃の影響を受けません。そのため、屋外駐車の場合に比べて洗車の手間を軽減できます。

また、紫外線によるボディの色褪せやヘッドカバーの劣化、ヘッドライトの黄ばみなどを防ぐことも可能です。車の劣化対策にも有効といえます。

土地代を抑えて駐車場所を確保できる

東京のような都市部では、土地代が1坪100万円や200万円と高額です。そのため都市部にマイホームを建てる人は、比較的土地価格が抑えられたエリアを選んだり、変形地や狭小地を選んで土地代を抑えたりする傾向にあります。

ただ、1階部分を駐車場所、それ以外の部分を生活する場所にすることで土地を有効活用でき、広い土地を選ばなくても建築できます。

また、敷地面積が15坪程度の狭小地であっても、縦に階層を増やすことで建築可能ですよ。

屋内で車のお手入れができる

車庫を住宅内に設置しているので、いつでも車のお手入れができます。屋内で実施できるので、天候の影響を受けません。

また、車庫としての利用だけではなく、趣味を楽しむ場所としても活用可能です。たとえばDIYの作業場や、家族や友人とBBQを楽しむ場としても利用できます。

雨に濡れずに外出・帰宅ができる

雨の日でも濡れずに外出・帰宅ができます。天候に関係なく車の乗り降りができるのはかなり快適です。

また、多くの荷物を車で運んだ場合でも、家の中までの距離が非常に近いため負担が少なくなります。

小さいお子様や高齢のご家族でも乗り降りが快適なので、気軽に車を使って外出できます。

 

3.把握しておくべき3つの注意点

車庫を住宅内に組み込むという特性において、注意すべき点もあります。以下のデメリットもあわせて理解しておきましょう。

注意点
  • 建築コストが高い
  • 生活する場所が削られる
  • 騒音や換気対策が重要になる

建築コストが高い

同じ広さの戸建てを建てる場合、ガレージハウスのほうが建築コストが高くなります。これは、1階部分を車庫として広い間取りをとったり、車の出入りが可能な大きい間口を設けたりするため、建物の強度を高める対策が必要だからです。

ただし、建物とは別に駐車場所を準備するなら土地の購入費用はかかり、駐車場を借りるなら月々の料金がかかります。長期的に考えると、ガレージハウスを建築した方が費用面で安くつく可能性もあります。

駐車場を別に用意するコストと比較しながら検討するのがおすすめです。

生活する場所が削られる

ガレージハウスでは、建物の1階部分は多くの場所を車庫が占めることになります。そのため玄関や廊下の位置、1階の間取りなども車庫がある分、ある程度限定されてしまうおそれがあります。

生活する場所が極端に狭くなったり、不便になったりしないよう、建築の際には間取りや生活動線に工夫が必要です。

騒音や換気対策が重要になる

車庫が住宅内にあることで、車のエンジン音が響きやすくなり、快適さを損なうおそれがあります。壁に防音材を使用したり、寝室を遠ざけた間取りにしたりなど、適切な対策をおこないましょう。

また、構造上車の排気ガスは車庫内に充満します。排気ガスが生活する場所に漏れないように、換気対策や風通しは考えておきましょう。

 

4.ガレージハウスを建築する際の3つのポイント

理想的なガレージハウスを作るには、いくつか把握しておくべきポイントがあります。以下の3つをおさえましょう。

ポイント
  • 将来のことも考えて広さを決める
  • 生活動線を意識して設計する
  • 複数の業者に相談・見積もりをとる

将来のことも考えて広さを決める

建築の際は、将来のことも考えて広さを決めましょう。

現在所持している車の大きさだけで広さを考えると、将来的に車を買い替えたり、物置として利用しようと考えたりした際に、広さが足りないおそれがあります。

建築してしまってからサイズを変更することは難しいので、車種や将来のライフスタイルなどさまざまな要素を考えて、必要な広さを確保しましょう。

生活動線を意識して設計する

生活動線も意識したうえで建築しましょう。単なる車庫として考えて間取りを設計すると、利便性が下がってしまいます。

たとえば、ガレージから玄関近くにつながっていたり、キッチンのパントリーにつながっていたりすると、帰宅後の流れがかなりスムーズになります。

家族の生活の流れを考えて、快適に過ごせる動線を考えてみましょう。

複数の業者に相談・見積もりをとる

建築を業者に依頼する際は、最初からひとつの業者に絞るのではなく、複数の業者から見積もりをとって選定をおこないましょう。

複数の見積もりをとることで、料金やサービス内容の比較ができます。また、料金の内訳の説明や対応の仕方、知識・経験の豊富さなど、業者の雰囲気を確認することにもつながります。

 

5.ガレージのある注文住宅実例

ここからは、弊社で施工した注文住宅実例をご紹介します。

1.ビルトインガレージ

こちらの住宅は、ハイルーフ車を含む2台分の大型車を雨に濡れずに駐車できるビルトインガレージとして設計しています。

建築した時点ではシャッターを設置していませんが、将来的にいつでもシャッターが付けられるように、電源を設けています。

また、道路側だけでなくガレージからも玄関ポーチへ直接アクセスできるように設計しているため、雨の日でも濡れることなく室内に移動できます。

さらに、外観デザインにもこだわり、LEDライトによるファサード照明を設置。夜間には家と車を美しくライトアップし、安心感と演出性を兼ね備えています。

2.半分屋内にしたパーキング

次にご紹介するのは、限られた土地を有効活用した都市型住宅の事例です。

こちらの住まいは、100㎡未満の敷地に建築しており、パーキングの半分を屋内に取り込むことで、雨や風の影響を受けにくい駐車スペースを実現しました。

さらに、電気自動車の普及を見据えて200Vコンセントをガレージ内に設置。将来的なライフスタイルの変化にも対応できる設計となっています。

夜間の入庫時にはオートライトセンサーが自動で照明を点灯し、安全性と利便性を両立。

また、パーキングに隣接する部屋には掃き出し窓を採用しており、大きな荷物や家具の出し入れもスムーズに行えます。

3.広い敷地を活かした駐車スペース

最後にご紹介するのは、ガレージハウスではないものの、駐車場部分をゆったりと確保した注文住宅の事例です。

こちらの住宅は傾斜地の特性を活かし、鉄骨で駐車スペースを組み上げ、その上部に玄関アプローチと2階入口を配置。敷地条件をうまく利用した設計になっています。

駐車場やアプローチ部分はLED照明でやさしくライトアップされ、夜間でも安全で快適に利用可能。

さらに、ガレージ内には電気自動車用の200Vコンセントや大型宅配ボックスも備え、現代のライフスタイルに合わせた便利さを追求しています。

土地に余裕があれば、このようなダイナミックな提案も可能です。

 

6.まとめ

建物と車庫が一体になったガレージハウスは、車を盗難やイタズラから守れたり、土地代を抑えて駐車場所を確保できたりなど、さまざまなメリットがあります。

また、趣味の空間や収納場所など、車庫以外の用途で利用することも可能です。

いくつか建築時の注意点もありますが、理解したうえで事前に対策しておけば、快適に過ごせる環境が作れます。建築を依頼する業者にも相談しながら、理想のお家づくりを実現させましょう。

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注文住宅のエソラでは、施主様のこだわりや想いを大切にしながら、ご予算にあわせた理想の注文住宅を形にできるようにサポートさせていただきます。

暮らしやすさを第一に考え、施主様だけの特別な一邸を庭からインテリアまでトータルに設計いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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