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2025.11.16

  • 暮らしの講座

後悔しないトイレの間取りのポイントとは?実際の注文住宅のトイレ実例も紹介

「トイレの間取りや位置はどこがいいの?」

「トイレにもこだわって快適なお家づくりをしたい」

マイホームを購入する際は、やはりトイレのような細かな部分にもこだわりたいですよね。

生活に必ず必要なトイレですが、トイレの間取りや配置場所は暮らしやすさを左右する重要なポイントです。

においや音などデリケートな問題もあるため、配置する位置を間違えてしまうと使いにくくなるおそれもあります。マイホームに住み始めてから「もっとこだわればよかった…」と後悔するケースも少なくありません。

そのため快適なお家づくりのためには、家族全員が利用しやすいように、トイレの間取りもしっかりと検討することが重要です。

本記事では、トイレの間取りで抑えるべきポイントや失敗例、トイレのレイアウト作りのコツについて解説します。注文住宅のトイレの間取り実例も紹介しているので、これからマイホームを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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1.トイレの間取りで抑えるべきポイント

トイレは家族全員が頻繁に利用する場所であるため、戸建ての構造や家族のライフスタイルなどを考慮しながら間取りを考えていくことが重要です。何も考えずに設計すると、生活し始めてから後悔するケースもあります。

ここからはトイレの間取りで抑えるべき4つのポイントを解説します。

ライフスタイルを考えて配置場所を決める

トイレの間取りでもっとも重要なのが、ライフスタイルを考えて配置場所を決めることです。

たとえば、リビングは家のなかで一番長い時間を過ごすことが多いので、リビング近くにトイレがあると使いやすくなります。また、夜中にトイレに行くことが多い場合は、寝室の近くにあると便利です。

このように自分や家族のライフスタイルを考えて、配置場所を決めましょう。

しかし、トイレはにおいや音が気になる場所でもあるので、生活に支障が出ないようにすることも大切です。あまりにもリビングに近すぎると、生活のなかでにおいや音が気になってしまうおそれがあります。

家の構造にあわせて数を決める

トイレの数は、家の階数や構造、家族構成などによって適切に判断しましょう。

たとえば2階建ての戸建ての場合、トイレが1つだけだと、トイレに行くためだけに階段を上り下りしなくてはなりません。また、家族の人数が多い場合だと、朝の身支度の時間帯にトイレを使用する時間が被ってしまい、混雑するおそれもあります。

安全面や便利さを考慮するなら、2階建て以上の家の場合は各階に設置するのがおすすめです。

トイレ本体や手洗いなども考慮して広さを設定する

注文住宅のトイレの広さは1帖(0.5坪)が一般的です。しかし、トイレ本体のサイズや手洗い・手すりなどの設備なども考慮して、広さを検討しましょう。

毎日使う場所ではあるものの居住空間ではないため、多少手狭でも問題ありません。ただ、トイレ本体にはさまざまなタイプがあります。ゆったり座れる大型タイプもあるので、大型タイプにする場合には全体の広さも見直さなければいけません。

また、トイレ内に手洗い場を設置したり、将来のために手すりを設置したりする場合は、設備のことを考えたうえで広さを決めることも大切です。家を作った後に「ちょっと狭いかも…」と後悔しないように、適切な広さを検討してください。

気になる人は風水も取り入れる

風水は科学的根拠に基づくものではありませんが、取り入れることで精神的な安心感を得られる人もいます。

風水上「この場所にトイレを配置した方がよい」という場所はありません。ただ、避けるべき配置場所はいくつかあります。

風水で注意すべき配置

理由

家の中心近く

家の中心は「運気の心臓部」とされ、運気の流れを整える重要な場所

そのため、不浄の場所を置くのは良くないとされる

北東(鬼門)・南西方面(裏鬼門)

鬼門や裏鬼門は「氣」が出入りする場所とされている

そのため不浄の場所を置くことで、よくない氣を取り入れてしまい、運気が下がるとされている

せっかく新しくトイレを設置するなら、運気がよくなる配置を考えましょう。

 

2.トイレの間取りの失敗例

注文住宅のなかでもトイレは失敗談が多い間取りの1つで、失敗した例はさまざまあります。同じ失敗をしないためにも、実際の失敗例を確認しておきましょう。

リビングやキッチン近くに配置してしまった

家族が集まるリビングや料理をするキッチン近くに配置することで、においや音が気になったという失敗例があります。

「リビングから廊下を挟んでトイレがある」といったような距離感であれば問題ないかもしれませんが、「リビングとトイレが直結している」といったような近さだと、におい漏れや音漏れが気になってしまうおそれがあります。

リビング・キッチンとトイレは間に廊下を挟んで配置したり、壁を暑くしたりなどといった工夫をおこないましょう。

寝室から遠い場所に配置してしまった

寝室から遠い場所に配置したことで、夜中にトイレに行く時に不便だったという失敗例があります。

とくに高齢者や子どもがいる家庭では、より不便さを感じる可能性が高いです。寝室が2階・トイレが1階の場合、夜中の階段の上り下りは転倒リスクを高め、非常に危険です。また、「トイレに間に合わなかった」というケースも想定されます。

においや音の影響を考慮することも大切ですが、ある程度寝室との距離は詰めておくのがおすすめです。

2階建ての戸建てに1箇所しかトイレを設置しなかった

2階建ての戸建てに1箇所しかトイレを設置しなかったことで、生活上不便さを感じたという失敗例があります。

コスト削減のためにトイレの数を減らす人もいますが、とくに家族の人数が多いと後悔する可能性が高いです。朝の身支度の時間帯にトイレを使用する時間が被ってしまい、混雑するケースが想定されます。

また、寝室が2階・トイレが1階の場合、夜中にトイレに行く場合に階段を上り下りするので、他の部屋で寝ている家族に不快感を感じさせてしまうおそれがあります。

2階建て以上や家族が4人以上の場合は、各階に1つトイレを配置するのがおすすめです。

 

3.トイレのレイアウト作りのコツ

快適なトイレを作り出すには、間取りだけでなくレイアウトにも工夫を施すことが大切です。ここからはレイアウト作りのコツを紹介します。

壁紙・床材

壁紙や床材は、トイレ全体のイメージを作り出す要素です。快適な空間にするために、壁紙や床材はこだわりましょう。

たとえば、一般的に多いのは白色です。白色のような清潔感のある色を使うと、トイレ全体が明るい空間になります。

また、おしゃれなトイレにしたい方は、タイルやパネルを使うのもおすすめです。タイルやパネルは汚れもつきにくいので、お掃除しやすいトイレになります。

照明

照明もトイレの雰囲気を作り出す要素の1つです。設置場所と光の色を工夫することで、落ち着ける空間を作り出せます。

トイレではおもに以下のような照明が使われます。

種類

特徴

シーリングライト

  • 天井に取り付けるタイプ
  • 広い範囲を明るく照らす
  • 明るさや光の色を調整できる機能が搭載されたものも多い

ペンダントライト

  • 天井から吊り下げるタイプ
  • シンプルなものからデザイン性の高いものまで多様なデザインがある

ダウンライト

  • 天井に埋め込むタイプ
  • 照明器具の存在が目立たない
  • 床面を効率的に照らす

どのくらいの明るさがよいか、どんな色合いがいいかは人それぞれなので、好みや家の雰囲気に合わせて選びましょう。

トイレに窓は必須ではありませんが、自然光を取り入れたり、効果的に換気をおこなったりするためには重要な要素です。

ただ、プライバシーの確保も考えなくてはなりません。トイレの位置によっては隣家の窓や通りに面してしまうおそれがあり、プライバシーを確保できないケースもあります。

外部の視線が気になる場合は、人の手の届く範囲より高い位置に設置するのがおすすめです。高い位置であれば、十分な採光を確保しながら、内部の様子が外に漏れるのを防げます。また、表面に細かい凹凸をつけた「型板ガラス」であれば、凹凸が光を乱反射させることで外からの視線を遮れます。

さらに第1種換気にすれば、窓がなくても24時間床面換気している状態になり、臭い等は気になりません。

収納スペース

トイレはトイレットペーパーや掃除用品、サニタリー用品など、意外とアイテムが多い場所です。そのため、整理整頓できる収納計画が求められます。

収納を考える際は、デッドスペースを有効活用しましょう。トイレの上部の壁面(天井近く)や便器の背後は収納スペースとしておすすめです。壁に埋め込むタイプの扉付き収納や棚板を設置して、アイテムを収納しましょう。

 

4.注文住宅のトイレの間取り実例

ここからは、注文住宅のトイレの間取り実例を紹介します。

大きめの窓を設置して効率的に採光できるトイレ

こちらの住宅は、トイレに大きめの窓を設置して効率的に採光できる間取りにしています。

トイレのような小さな空間では、窓の形状や配置が空間全体のデザインを大きく左右する要素です。縦長の窓は、その形状が縦のラインを強調するため、トイレ空間に広がりをもたらしてくれます。

窓は表面に細かい凹凸をつけた「型板ガラス」なので、プライバシーもしっかりと確保できています。

コンパクトながらも白い壁紙で開放感のあるトイレ

こちらの住宅は、コンパクトながらも、白い壁紙で開放感のあるトイレです。

白色は「膨張色」に分類され、実際よりも物が大きく、遠くにあるように感じさせる視覚効果を持つ色です。トイレの壁紙に白色を使うことで、体感的な広さが向上します。

また、白の壁紙だけでなく、石目調の床にすることで、単調にならずにおしゃれな雰囲気を作り出しています。

壁紙や材質にこだわったスタイリッシュなトイレ

こちらの住宅は、壁紙や材質にこだわり、スタイリッシュな印象のトイレです。

壁紙や床、棚のトーンを統一させて、空間全体に調和が生まれています。また、棚の材質にも工夫を施すことで、高級感のある雰囲気を作り出せます。

黄色の壁紙がアクセントとなった心地よいトイレ

こちらの住宅は、黄色の壁紙がアクセントとなった心地よい雰囲気のトイレです。

壁紙や床をすべて白色にすると、少し単調な印象になってしまうケースがあります。明るい黄色をアクセントとして使うことで、空間全体が明るくなり、心地よい雰囲気を作り出せます。

 

5.まとめ

トイレの間取りで抑えるべきポイントをおさらいしましょう。

トイレの間取りで抑えるべきポイント
  • ライフスタイルを考えて配置場所を決める
  • 家の構造にあわせて数を決める
  • トイレ本体や手洗いなども考慮して広さを設定する
  • 気になる人は風水も取り入れる

トイレの間取りや配置場所は暮らしやすさを左右する重要なポイントです。何も考えずに設計すると、生活し始めてから後悔するケースもあります。

家族全員が利用しやすいように、事前に検討したうえでお家づくりを進めましょう。

 

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