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2025.05.31

  • 暮らしの講座

オール電化とガス併用、住宅におすすめなのはどっち?違いと選び方まとめ

新築時に「オール電化にするか、それともガスを導入するか」で迷う方は少なくないはずです。

オール電化は、安全性が高かったり、環境に優しいなどのメリットがあり、ガスと電気を併用する場合には、災害時にコンロが使用できたり、料理の幅が広くなったりなどのメリットがあります。

どちらを選んでもメリットとデメリットが存在するため、十分に理解した上で選択する必要があります。

そこで本記事では、オール電化とガス併用それぞれの特徴やメリットとデメリットを中心に解説します。

これから住宅を建てて、オール電化にするかガスにするかで悩んでいる方は最後まで読んで参考にされてください。

 

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1.オール電化のメリット

オール電化を使用するメリットは、主に以下の4つがあります。

オール電化のメリット
  • 火を使わないため安心して使える
  • 使い勝手の良さ
  • 環境負荷を抑えられる
  • メンテナンスが少ない

火を使わないため安心して使える

住まいをオール電化にすることで、安心して暮らせる点が大きな特徴のひとつです。

たとえば、調理器具にIHクッキングヒーターを採用すれば、火を使わないため、火災の可能性は大きく減ります。

また、ガス漏れの心配も無くなるため、全体的に安全性が高まるといえるでしょう。

使い勝手の良さ

オール電化住宅の魅力のひとつは、日常生活の操作が非常にシンプルで使いやすい点です。IHクッキングヒーターやエコキュートなどはボタン操作で簡単に利用でき、手間をかけずに快適な暮らしを実現できます。

また、電気機器の多くはタイマー機能が備わっていたり、機種によってはスマートフォンと連携し、外出先からお風呂を沸かすといった操作も可能です。

他にも、電気自動車を所有している場合には、家で充電できる環境ができるため、より利便性が高い環境になります。

環境負荷を抑えられる

オール電化を採用する場合には、環境に優しいのもメリットの一つです。

電気を生成する方法には、火力発電だけでなく、環境負荷の少ない風力発電や水力発電等もあるためです。

また、太陽光発電も併せて採用すると、電力会社から電気を買わずに電気を使用できるため、より環境負荷が少ない状態を作れます。

メンテナンスが少ない

オール電化の導入には、日常的な管理の手間が少ないという利点があります。ガス設備と異なり、配管を使わないため、経年劣化による点検や修理の頻度が少なくて済みます。

こうした理由から、定期的なメンテナンスに時間や手間をかけたくない方にとっては、オール電化が非常に適した選択肢といえるでしょう。

 

2.オール電化のデメリット

オール電化を選ぶ際には、次のような注意点も押さえておく必要があります。

オール電化のデメリット
  • 停電時に弱い
  • 初期費用が高め
  • 調理のスタイルによっては使いづらい場合がある

メリットだけでなく、デメリットも理解しておくと、オール電化を使用した際に後悔しにくくなるため、十分に理解しておきましょう。

停電時に弱い

オール電化を利用する際には、災害に弱いというデメリットがあります。

地震や台風などの災害が発生した際には、停電になる可能性が高く、電気を使用できなくなるリスクがあります。

そのため、自宅のエネルギー供給を全て電気で賄うオール電化にした場合には、災害で停電が起きた時に、火を使えなくなり生活が難しくなる可能性があります。

初期費用が高め

オール電化を採用すると、初期投資が高額になる点は見逃せません。エコキュートやIHクッキングヒーターなどの専用機器の設置に加えて、配線工事などの費用が発生すると、約100万円〜200万円程度の費用が発生します。

また、太陽光発電や蓄電池を採用するとさらに初期費用が大きくなる可能性があります。

調理のスタイルによっては使いづらい場合がある

オール電化を採用した場合には、IHクッキングヒーターを使用するため、料理がしにくくなる可能性があります。

IHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べると火力が足りなかったり、弱火や強火の加減が難しかったりするためです。

料理が趣味であったり、自宅で料理教室などの開催を考えている方には、ガスを選んだ方が満足度が高いかもしれません。

 

3.ガスを併用するメリット

ガスを利用するメリットには、主に以下の3つがあります。

ガスを併用するメリット
  • 停電時でも調理が可能
  • 火力の調整がしやすく料理が快適
  • 条件によっては光熱費を抑えられることも

停電時でも調理が可能

ガスを採用した場合には、災害時にもコンロを使用して調理ができるメリットがあります。

災害時には、停電になり電気は使用できませんが、ガスは使用できる場合が多いため、ガスコンロを使用して調理やお湯を沸かしたりができる可能性があります。

火力の調整がしやすく料理が快適

ガスを採用した場合には、ガスコンロを使用できるため、調理がしやすくなる可能性があります。

ガスコンロを使用した場合には、火力の加減がしやすかったり、熱伝導がしやすかったりするため、料理が好きだったり、調理がしやすい環境にしたかったりする場合にはガスの利用がおすすめです。

条件によっては光熱費を抑えられることも

ガスを利用した場合には、寒冷地において暖房や給湯のコストが高いため、費用を抑えられる可能性があります。

寒冷地で暖房や給湯を全て電気で賄おうとすると高額になりがちですが、ガスを活用することで光熱費を抑えられるケースがあります。

ただ、住んでいる地域や家族構成、契約している料金プランによっては、オール電化のほうが経済的になることもあるため、事前に調べておかなければなりません。

 

4.ガスを併用するデメリット

ガスを利用するデメリットには、主に以下の3つがあります。

ガスを併用するデメリット
  • 火災のリスクが高い
  • メンテナンスが必要
  • 電気より環境負荷が高い

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

火災のリスクが高い

ガスを採用すると、直接火を使うため、火災のリスクが高くなります。

調理中に火が燃え移るリスクがあるほか、ガスが漏れた際の引火の危険性も考慮しなければなりません。そのため、電気設備と比べて火災の発生リスクがやや高いといえます。

メンテナンスが必要

ガスを採用した場合には、定期的なメンテナンスが必要になるのもデメリットの一つです。

ガスを使用する給湯器やガスコンロは劣化しやすいため、定期的に点検をしたり、部品を交換したりしなければなりません。

また、ガスは配管をしなければならないため、劣化していないかを確認しておかなければ、ガス漏れの原因となるため、注意が必要です。

電気より環境負荷が高い

ガスを利用した場合には、電気と比べると環境負荷が高くなってしまいます。

電気を生成する過程で出るCO2排出量と比べると、ガスは化石燃料を使用しているため、CO2排出量が多くなり、環境負荷が高くなります。

そのため、環境保全に役に立ちたいと考えている方にとっては、ガスよりもクリーンエネルギーで動く電気のほうが望ましい選択といえるでしょう。

 

5.まとめ

今回は、住まいにおける「電気」と「ガス」の選択に迷ったときに知っておきたい、それぞれのメリットとデメリットを解説しました。

オール電化を採用する場合には、安全性が高かったり、環境に優しいかったりするメリットがある一方で、災害時に使用できなかったり、導入コストが高かったりするデメリットがあります。

ガスを採用する場合には、災害時に使用できたり、料理の幅が広くなりやすかったりするメリットがある一方で火災のリスクが高くなったり、メンテナンスが必要になったりなどのデメリットがあります。

どちらを選ぶべきかは、ご家庭のライフスタイルや重視するポイントによって異なります。たとえば、料理が趣味の方や寒冷地にお住まいの方はガスが向いている場合もありますし、環境への配慮や省エネを意識する方にはオール電化が適しているかもしれません。

なお、現在ではエネルギー効率や環境面からオール電化を選ぶ家庭も増えており、特別なこだわりがない場合は電気中心の設備を選んでも問題ないでしょう。

最終的には住宅メーカーとも良く相談して、どちらを選ぶかを決定しましょう。