2025.09.12
物置のサイズ選びで後悔したくない!失敗事例や後悔しないためのポイントについて解説

物置のサイズは種類も多く、自分の家にはどれが合っているのか悩んでしまいますよね。物置のサイズ選びで後悔しないためには、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
- 収納物をリストアップする
- 将来増えるかもしれない物を予測する
- 設置場所のサイズを確認する
- 物置の実際のサイズを確認する
- 扉の大きさや奥行きも確認する
適切な物置を選ばなければ、「物が十分に入らない!」と設置してから後悔するおそれもあります。「とりあえず」で選ぶことのないよう、ポイントを押さえて自分にあった物置を選びましょう。
本記事では、物置のサイズ選びで後悔した失敗事例や、物置のサイズ選びで後悔しないためのポイントについて解説します。
1.物置のサイズ選びで後悔した失敗事例
新築の戸建て購入時やお庭のレイアウトを考える時などに、物置の設置を検討する人は多いです。
ただ、物置はしっかりと注意点を把握したうえで設置することが重要です。適切なサイズのものを選ばなければ、十分に物を収納できなかったり、庭のレイアウトを崩してしまったりなどで、設置してから後悔する人も少なくありません。
ここからは、実際にあった物置のサイズ選びで後悔した失敗事例を4つ紹介します。
サイズが小さくて想定していたより物が入らなかった
「とりあえず」で安易に物置を選んだことで、サイズが小さくて想定していたより物が入らなかったという失敗事例は多いです。
とくに多いのが、車のタイヤやゴルフバック、アウトドア用品などを実際に入れてみたら、想像以上にスペースをとってしまったというケースです。このような失敗は、物置に収納したい物や収納物のサイズを把握していないことで発生します。
サイズが大きすぎて庭が狭くなった
大きめの物置を選んだものの、庭のスペースを圧迫してしまい、後悔する人も少なくありません。
とくに新築で外構工事と同時に設置する場合、いざ置いてみたら想像以上に場所をとってしまって、過ごしにくい庭になったケースは多いです。
設置場所を漠然と決めるのではなく、設置場所のサイズ把握や、庭でどのように過ごしたいかなどを考えて、庭全体のレイアウトをシミュレーションすることが重要です。
ライフスタイルの変化によって物が増えて入らなくなった
物置の購入時、「今ある荷物」だけでサイズを決めてしまい、数年後に「物が収納しきれない!」というケースも多いです。
新しい趣味を始めたり、子どもが成長したりすると、荷物が一気に増加します。たとえば、アウトドア用品やスポーツ用品、子どものおもちゃ、外遊び道具など、ライフスタイルの変化によってものは増えていきます。
扉が小さすぎて物が出し入れしにくい
サイズは十分だったとしても、扉の開口部が狭いことで使い勝手が悪くなるケースがあります。
とくに、幅のある自転車や大きな箱に入った物を出し入れする際は、斜めにしたり、無理やり押し込んだりしなければいけません。出し入れがしにくく、ストレスを感じるおそれがあるでしょう。
扉のタイプにも、引き戸タイプや両開きタイプなどさまざまあります。収納物や設置場所に合わせて、最適な扉のタイプを選ぶことが重要です。
2.物置のサイズ選びで後悔しないためのポイント
物置のサイズ選びはポイントや注意点を押さえておかなければ、設置後に「失敗した」と後悔するリスクがあります。物置のサイズ選びは、必ず以下の5つのポイントを押さえましょう。
- 収納物をリストアップする
- 将来増えるかもしれない物を予測する
- 設置場所のサイズを確認する
- 物置の実際のサイズを確認する
- 扉の大きさや奥行きも確認する
収納物をリストアップする
まずは、収納したい物をリストアップしましょう。
たとえば、季節物の家電やタイヤ、アウトドア用品、子どもの外遊び道具などが挙げられます。リストアップすることで、漠然としていた「荷物」が具体的な量として把握でき、必要な物置の大きさを考えやすくなります。
また、重要なのが、見落としのないようにリストアップすることです。見落としがあると、後々「想定していたより物が入らない」というトラブルが起こるおそれがあります。
以下の、物置によく収納されるものの例を参考にして、見落としのないようにリストアップしましょう。
物置によく収納されるものの例
- 季節物の家電
- タイヤ
- バイク
- 自転車
- アウトドア用品
- ガーデニング用品
- 子どもの外遊び道具
- 工具類
- ゴルフバック
- スノーボード
- スキー用品
- ポリタンク
将来増えるかもしれない物を予測する
「今ある荷物」だけでサイズを決めてしまうと、ライフスタイルの変化によって物が増えた場合に対応できません。
新しい趣味や出産、子供の成長など、将来のライフスタイルの変化を見据えて、今後増えるかもしれない物を予測しましょう。
設置場所のサイズを確認する
物置のサイズを決める前に、設置場所の正確なサイズを測りましょう。
その際、物置本体のサイズだけでなく、扉を開けるスペースや、人がスムーズに通るための通路も考慮することが重要です。
設置場所のサイズを確認して、設置後に何か不都合がないかイメージしましょう。
物置の実際のサイズを確認する
物置のサイズは、実際に自分の目で確認しましょう。
ホームセンターであれば実物が展示品として置いているので、自分の目でサイズ感を確認したり、実際にメジャーで測定したりできます。
物置のサイズを確認する際は、土台の「間口(幅)×奥行」と「高さ」を把握し、屋根の張り出しや扉の開口部も確認しましょう。また、実際に物が収まる「有効寸法(内寸)」も確認してください。
扉の大きさや奥行きも確認する
物置のサイズは、ただ単に幅と奥行きだけで決まるものではありません。物の出し入れのしやすさを左右する「扉の大きさ」も重要なポイントです。
大きな物を出し入れすることが多いなら、両開き(観音開き)のように開口部が広いタイプが便利です。
また、奥行きが深すぎると、奥にしまった物が取り出しにくくなり、デッドスペースが生まれる原因になります。
3.物置のサイズ一覧
戸建て用の物置にはさまざまなサイズがあり、利用目的や設置スペースに合わせて適切な物置を選ぶことが重要です。
物置のサイズと小中大の分類に明確な基準はありませんが、一般的に以下のサイズが目安となっています。
種類 |
サイズ |
本体価格の相場 |
小型 |
幅: 60cm ~ 130cm 奥行き: 40cm ~ 80cm 高さ: 150cm ~ 190cm |
3万~10万円 |
中型 |
幅: 130cm ~ 270cm 奥行き: 80cm ~ 150cm 高さ: 190cm ~ 210cm |
10万~30万円 |
大型 |
幅: 270cm ~ 400cm以上 奥行き: 150cm ~ 300cm 高さ: 210cm ~ 250cm以上 |
30万円以上 |
4.主な収納物のサイズ目安
物置に収納したい物を把握して、収納物が問題なく入る物置を選ぶのも重要です。収納物のサイズ目安を把握して、適切な物置を設置しましょう。
ここからは主な収納物のサイズ目安を解説します。ただし、これらは参考値となるので、実際は収納したい物の正確なサイズを測ってください。
収納物 |
サイズ目安 |
扇風機 |
幅約30cm × 奥行き約30cm × 高さ約80cm |
石油ファンヒーター |
幅約40cm × 奥行き約20cm × 高さ約45cm |
自転車(ロードバイク) |
幅約50cm × 奥行き約170cm × 高さ約100cm |
自転車(子ども用) |
幅約50cm × 奥行き約140cm × 高さ約90cm |
原付バイク(50cc) |
幅約60cm × 奥行き約170cm × 高さ約100cm |
中型バイク(250ccクラス) |
幅約80cm × 奥行き約200cm × 高さ約120cm |
ゴルフバック |
直径約30cm × 高さ約130cm |
スノーボード |
幅約30cm × 奥行き約150cm |
スキー板 |
幅約10cm × 奥行き約170cm × 高さ約10cm |
灯油用ポリタンク(18L) |
幅約35cm × 奥行き約25cm × 高さ約40cm |
折りたたみ式テーブル |
幅約60cm × 奥行き約10cm × 高さ約60cm |
テント(収納時) |
幅約60cm × 奥行き約30cm × 高さ約30cm |
高圧洗浄機 |
幅約40cm × 奥行き約30cm × 高さ約40cm |
また、タイヤは自動車の種類によってサイズが異なります。以下が種類別のサイズ目安です。
自動車のタイプ |
サイズ目安 |
4本分の総幅 |
軽自動車 |
外径532mm×幅155mm |
620mm |
1000cc以下 |
外径590mm×幅169mm |
676mm |
~1500cc |
外径621mm×幅189mm |
756mm |
~2000cc |
外径636mm×幅199mm |
796mm |
~2500cc |
外径672mm×幅212mm |
848mm |
~3000cc |
外径670mm×幅224mm |
896mm |
3000cc以上 |
外径660mm×幅225mm |
900mm |
5.まとめ
物置のサイズ選びは、必ず以下の5つのポイントを押さえましょう。
- 収納物をリストアップする
- 将来増えるかもしれない物を予測する
- 設置場所のサイズを確認する
- 物置の実際のサイズを確認する
- 扉の大きさや奥行きも確認する
適切なサイズの物置を選ばなければ、十分に物を収納できなかったり、庭のレイアウトを崩してしまったりなどで、設置してから「失敗した」と後悔するおそれがあります。
ポイントを押さえて、自分にとって最適な物置を設置しましょう。