新築住宅を建てる際に、2階リビングを採用しようと考えている方も少なくないはずです。

2階にリビングを置くと日当たりが良くなるなどのメリットがある一方、階段の登り降りが大変などのデメリットもあります。メリットだけを考えておくと、実際に生活した時に後悔してしまうため、デメリットの理解も必要です。

そこで本記事では、2階リビングを採用するメリット、デメリットを詳しく解説します。

記事の後半では、2階リビングを採用する際のポイントについても解説しているので、これから新築住宅を建てようと考えている方は参考にされてください。

 

1.2階リビングのメリット

新築住宅に2階リビングを採用するメリットは、主に以下の4つです。

2階リビングにするメリットを、実際のユーザーの声も紹介しながら解説します。

日当たりが良い

2階リビングにすると、日当たりがよく、明るいリビングになります。高さがあることで隣の建物など遮るものが少ないためです。日当たりが良くなると、寒い冬の時期でも暖かく感じられます。

2階リビングユーザーの口コミを紹介します。

今日めちゃめちゃ暑く感じる💦
うちは2階がリビングで日当たりがいいから室温が25度ある😂
もう少し気温上がってきたら🐰さんはエアコンないとキツイかな…

— m⃣o⃣c⃣a⃣🐰 (@m86447954) March 10, 2023

天井を高くすることができる

2階リビングを採用すると、天井が高くなり、広さを実感できる作りとなります。2階であれば、屋根までの高さがあるため、1階よりも天井を高く設計できる可能性があるからです。

天井が高いと、部屋が広くみえるだけでなく、子供がいるのであれば、のびのびと遊ぶこともできるでしょう。

2階リビング。
天井たっか。
ここにグリーンスクリーン貼って…
夢が膨らむぜオイオイオイ pic.twitter.com/Yjg2Yh7Lk3

— 大賀智章・作曲家 / スティーブとーさん (@TomoakiOga) April 22, 2023

プライバシーが守れる

2階リビングを採用すると、家族のプライバシーが守りやすい設定になります。1階リビングであれば、道路に面していた場合、外から中が見えてしまう可能性がありますが、2階リビングであれば、外から中がみえることはありません。

2階リビングユーザーでも、以下のような口コミがありました。

うちは全部2階ですが、1階に浴室や洗面所、各自の部屋にすれば2階に洋服や私物が上がりにくくなるので、それもメリットになると思います。
逆に2階に浴室も設置すると洗濯物を2階に干すのが楽。外から見えないようにしておけば防犯的にも安心です。窓を開けて入浴できるのも夏は気持ち良いです。
外(路面)の気配が遠いので、プライバシーが守られる気がする。居留守を使いやすい。

引用：Yahoo知恵袋

プライバシーが守れるだけでなく、2階で過ごすため、訪問セールスが来たときにも居留守が使えるようです。

眺めが良い

2階リビングを採用すると、生活する場面が2階のため、眺めが良くなります。朝のゆっくりした時間を眺めを見ながら生活することもできます。暖かい日差しに当たりながら、眺めを見るとリラックスした空間になります。

2階リビングユーザーも眺めが良いこともメリットとしています。

我が家は2階リビングで快適に過ごしています。
①来客は1階で応接するので、来客時もリビングでリラックスできる。
②日照面で明るく、窓からの眺めも良い。
③DKや浴室は1階なので、食事と風呂以外は2階で過ごします。
④インターホンのモニターの遠隔操作で玄関アプローチ周辺が見られるので、防犯上も安心です。

引用：Yahoo知恵袋

 

2.2階リビングのデメリット

2階リビングを採用した場合に、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。

メリットだけ考えて2階リビングを採用してしまうと、生活してから後悔するため、デメリットも確認しておきましょう。

毎回階段を登る必要がある

2階リビングを採用した場合には、生活する場所を2階にするため、重い買い物袋をリビングに持っていくときにも、荷物を持って階段を登る必要があります。

また、大きな家電製品や家具を搬入しようとしたときにも、階段が障壁となり、欲しい家具や家電が買えなかったり、搬入費用が発生する事例もあります。

2階リビングユーザーからも階段がデメリットになると口コミされています。

フォロー失礼します🙇‍♀️
うち逆で2階にリビング1階に寝室で、最初はモニター使ってましたが階段の上り下りしんどくなって最近リビングで生活してしまってます😭

— ぱに☺︎ (@uuuyes_) May 11, 2023

暑くなりやすい

2階リビングを採用した場合には、夏は暑くなってしまいます。熱は家の中で上に溜まってしまうため、2階が暑くなってしまうのです。

冬であれば、メリットとなりますが、夏になると早めにエアコンが必要となり、電気代が掛かってしまいます。

まだ5月なのに、2階リビングを後悔する気温💦
ちょっと早過ぎる、暑さ待って〜🥵

なんて言ってるようじゃ、夏フェス行けないよね😓

— kao (@kaopon223) May 17, 2023

老後が心配になる

2階リビングを採用する場合には、老後が心配になり、諦める方もいます。老後に足が不自由になってしまえば、階段を登ることができなくなるためです。

若いうちには階段は問題ないかもしれませんが、いざ歳をとってしまい、体が衰えてから後悔するかもしれません。

老後のためにも、階段の段差の高さを低くしたり、手すりを設置したりなどの工夫が必要となるでしょう。

 

3.デメリットを踏まえた、2階リビングにする注意点

メリットとデメリットを理解した上で、2階リビングを採用しようと考えているのであれば、以下の3つの注意点を覚えておきましょう。

それぞれの注意点を詳しく解説します。

将来を見据えた設計にする

老後が心配になり、2階リビングを諦める人も少なくありません。ですが、2階リビングを採用する際には、足が悪くなっても生活できる設計にしておくと2階リビングも採用できます。

例えば、1階部分にもある程度の広さを用意しておき、生活の一部を賄えるようにしておくことが挙げられます。

もしくは、昇降機やエレベーターを設置することも考慮しておいても良いかもしれません。

ずっと生活する家ですので、今の生活だけでなく、将来を見据えた設計にしておくと後悔のない家づくりができるでしょう。

断熱性能を意識する

2階リビングを採用すると、冬は暖かくて良いですが、夏は暑くなってしまいます。そのため、住宅を建てるときには、断熱性能を意識しておくと良いでしょう。

家の断熱性能が高くなれば、外気温の影響を受けにくくなるため、夏でも2階リビングで快適に過ごせるようになります。

特に、2階リビングであれば、日差しが強いため、窓や天井の断熱を意識しておくと良いでしょう。

もし、住宅会社から断熱性能の話がなければ、事前に相談しておくことをおすすめします。

断熱性を上げることについて、別記事「住宅を高断熱にするメリットとは？」でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

階段幅を広くする

2階リビングの採用する際には、階段幅は特に注意が必要です。

荷物を抱えてリビングに行くときに、狭い階段であれば、通れない可能性もあります。また、2階と1階の行き来の際に、家族とすれ違う場面もあるので、階段幅は広くしておくことをおすすめします。

大きな家電や家具を搬入する際にも、階段幅が広いと、サイズを気にしないで製品を選ぶことができます。

 

4.まとめ

今回は、2階リビングのメリットとデメリットを口コミを交えて解説しました。

2階リビングを採用する人も多く、口コミを見ても、それぞれにメリットとデメリットがあるため、これから2階リビングの家を建てようとされている方は参考にされてください。特に、部屋の温度や老後の心配で2階リビングを諦める方も多いので、十分に検討しておくことをおすすめします。

2階リビングを採用する際には、上記で説明した3つの注意点を考慮すると、後悔の少ない家になりますので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅のエソラでも、土地や周辺の建物を考慮した2階リビングの家もご提案の一つにしています。2階リビングのデメリットにある「暑くなる」の口コミでは夏が暑く、冬が寒いという書き込みもありますが、エソラでは高断熱仕様により2階リビングでも夏の温度上昇がかなり治まります。2階リビングをお考えの方でも安心の構造になっております。

ぜひ、一度ご相談ください。