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2025.08.26

  • 暮らしの講座

熱中症は家の中でも発生する!室内熱中症にさせない対策6選を解説

近年、熱中症による危険な事故が増えています。

熱中症を発症すると、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気などの症状を発症します。最悪の場合、痙攣や意識障害など命に関わるケースもあるので、危険な事故を起こさないためにも対策を怠らないことが重要です。

ただ、熱中症というと屋外で発症するイメージが強いですが、実は家の中でも発症するケースがあります。

東京消防庁の調べによると、熱中症の発生場所で多いのは、住居などの居住場所がもっとも多いというデータが出ました。そのため、家の中にいても熱中症を発症させない対策を実施しなければいけません。

本記事では、熱中症が家の中でも発症する原因や発症しやすい家の特徴、熱中症を発症させない対策を解説します。

 

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1.熱中症は屋外だけでなく家の中でも発症する!

熱中症とは、気温や湿度が高い環境にいることで、体温を調整する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもっている状態です。

発症するケースを思い浮かべると、多くの人は屋外での発症を思い浮かべると思います。しかし実は屋外だけでなく、家の中でも発症する可能性があります。

東京消防庁の調べによると、熱中症の発生場所(救急要請時)は約40%が「住宅等居住場所」となっています。

引用:熱中症に注意|東京消防庁

この数値は、発生場所(救急要請時)としてもっとも多い数値です。

室内は安全だと思われがちですが、家の中の環境は屋外の状況によって左右されやすいです。

気温35度以上の「猛暑日」で室温もどんどん上がったり、梅雨のシーズンで湿度が上がったりなど、環境が大きく変わります。

室内だからといって油断せず、熱中症を発症させない環境をつくることが重要です。

室内熱中症の症状

室内で熱中症を発症すると、以下のような症状がでます。

◾️初期症状

  • 軽いめまい
  • 立ちくらみ
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 顔のほてり

◾️重症化した場合

  • 強い倦怠感
  • 意識障害
  • 身体の痙攣

 

2.熱中症が発症しやすい家の特徴

非常に危険な熱中症ですが、発症しやすい家にはいくつか特徴があります。以下の条件を満たすと発症しやすいです。

熱中症が発症しやすい家の特徴
  • 室温・湿度が高い
  • 日当たりが良すぎる
  • 風通しが悪い

室温・湿度が高い

もっとも危ないのが、室温・湿度が高い環境です。

人間は身体を動かすと体内で熱が発生しますが、汗をかいたり、身体の表面から熱を逃がしたりして、体温を一定に保つ機能を備えています。

しかし、温度や湿度が高すぎる環境下では、発生した熱を外に出すことが難しくなり、体温が上昇します。最終的には熱がこもりすぎて、熱中症を発症してしまうのです。

また、湿度が高い環境下では汗が蒸発しにくく、体温を調整する機能がうまく働かなくなります。その結果、体温が上がりやすくなり、発症リスクが高まるのです。

日当たりが良すぎる

家の構造によっては日当たりの良い部屋がありますが、日当たりが良すぎると直射日光がどんどん部屋に入り込むため、室温が上がる原因となります。とくに窓から入る熱の量は多いと言われており、一度室内に入った熱はなかなか外に逃げにくいです。

また、日光に含まれる赤外線は肌の表面温度を上昇させ、身体を温める性質があります。日光を遮る対策をしなければ、発症リスクはどんどん高まっていきます。

風通しが悪い

風通しが悪いと、体内で発生した熱がこもりやすく、体温を調整する機能がうまく働かなくなります。その結果、体温の上昇が進み、熱中症が発症しやすくなります。

とくに、締め切った室内や空気の流れがない場所は熱気がこもりがちです。どんどん室温と湿度が上昇していくので、発症リスクが高まります。

 

3.家の中で熱中症を発生させない対策6選

リビングでくつろいでいる時や就寝中、リモートワーク中など、室内での熱中症は活発に活動していなくても起こります。命に関わる事故を起こさないためにも、以下の対策をおこないましょう。

家の中で熱中症を発生させない対策
  1. 室温は28℃以下・湿度は60%以下になるように管理する
  2. ブラインドやカーテンなどで日光を遮断する
  3. 換気して風通しをよくする
  4. こまめな水分補給をする
  5. 暑さ対策グッズ(冷感グッズ)を活用する
  6. 吸湿性や通気性のよい服装を着る

室温は28℃以下・湿度は60%以下になるように管理する

室温は28℃以下・湿度は60%以下になるように管理しましょう。それ以上になると、熱中症の発症リスクが高くなります。

最近は、「電気代が高いからエアコンをつけない」「身体によくないから扇風機で十分」と考えて、エアコンの使用をためらう人が多くなっています。しかし、暑すぎる環境は身体に大きな負担をかけ、着実に発症リスクを高めます。

健康や安全のためにエアコンを使って、室温・湿度の管理をしてください。

ブラインドやカーテンなどで日光を遮断する

先ほども触れたように、日当たりが良すぎると直射日光がどんどん部屋に入り込むため、室温が上がる原因となります。

そのためブラインドやカーテンを活用して、日光を遮断しましょう。とくに、遮光性や断熱性に優れたものを選ぶとより効果的です。

換気して風通しをよくする

部屋に熱がこもると室温は上昇し、体温も上がっていきます。こまめに換気して、熱気を外に出しましょう。

複数の窓がある場合は、対角線同士の窓を開けるとスムーズに換気できます。窓を開ける時間帯は、直射日光の当たりにくい朝方や夕方以降がおすすめです。

また、扇風機やサーキュレーターを使って、熱気を放出するのも効果的です。

こまめな水分補給をする

室内にいる時は、日ざしを浴びたり、汗をかいたりすることが少ないため、喉のかわきを感じにくいケースがあります。

ただ、喉がかわいていなくても、気づかない間に水分不足になっているおそれがあります。あまり汗をかいていなくても、こまめに水分補給をしましょう。

また、汗を大量にかいている場合は、塩分も多く失われています。水分と塩分の両方を補給しましょう。

暑さ対策グッズを取り入れる

熱中症対策には、暑さ対策グッズも効果的です。たとえば、以下のようなグッズがあります。

  • 衣類の上から吹きかけるタイプの冷感スプレー
  • 首元を冷やせるネッククーラー・ネックリング
  • 手で叩くだけで保冷剤として使用できる瞬間冷却パック
  • 冷感効果のあるふとん・枕パッド

熱中症は、体内の熱が放出できずに、体温が上がりすぎてしまうことで起こります。そのため体温の上昇を防いだり、上がってしまった体温を下げたりすることは、直接的な予防・対処法となり得ます。

吸汗性や通気性のよい服装を着る

吸汗性や通気性のよい服装を着ることで、体内に熱がこもるのを防げます。

吸汗性とは、衣服が汗を吸収する性質のことです。衣服が汗を吸収・蒸発させることで、体温を調整するのに役立ちます。汗をかいた時のベタつきもなくなるので、不快感が軽減されます。

また、襟元が開いていたり、袖口がゆったりしたりしている通気性のよい衣服もおすすめです。

ピタッとした服は、服と身体の間を風が通らないので熱がこもりやすくなります。

通気性の良い服は身体に密着せず、服と身体の間に空気の循環ができます。体内に熱がこもりにくく、身体から発せられる熱もスムーズに外部に放出されます。

 

4.暑さを対策するための家づくりなら『全熱交換型換気システム』がおすすめ

これからマイホームの購入を考えている方は、ポイントを抑えておくことで熱中症や暑さの対策をした家づくりができます。

とくにおすすめは、『全熱交換型換気システム』です。

全熱交換型換気システムは、室内の排気と外気の給気を効率的に交換し、外気から取り入れた空気を室内の温度や湿度に近づけて換気するシステムです。

たとえば、外気温が35度で室内の温度が25度であれば、外気から取り入れる空気を冷やして室温を一定に保つように換気します。

ただの換気であれば外気をそのまま取り入れるため、室温は上がってしまいます。しかしシステムを活用すれば、暑い夏でも室温を一定に保ちながら効率的に換気ができます。

また、湿度も保たれるため、ジメジメした環境に悩まされることがありません。熱中症の発症リスクを避けながら、常に快適な環境で過ごせますよ。

 

5.まとめ

熱中症は、家の中でも十分に発症する可能性があります。室内だからといって油断せず、熱中症を発症させない環境をつくることが重要です。

室温は28℃以下・湿度は60%以下になるように管理したり、風通しをよくしたりなど、適切な対処を実施しましょう。

また、暑さを対策した家づくりをしたい方は、全熱交換型換気システムがおすすめです。そのためには高断熱・高気密の家にしなければなりません。設計段階からそれらを踏まえてプランニングすることが熱中症を防ぐ家の近道といえます。

注文住宅のエソラでは、全熱交換型換気システムに対応した住宅を設計、建築をしてきた実績があります。暮らしやすさを第一に考え、施主様だけの特別な一邸をトータルに設計いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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