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2023.05.03

  • 暮らしの講座

ベタ基礎と布基礎の違いは?特徴やメリット、デメリットを解説

ベタ基礎 布基礎

住宅を支える基礎は、地震や湿気から家を守るために重要な要素です。しかし、基礎の種類について知らなかったり、それぞれの特徴やメリット、デメリットを知らない人も多いはずです。

基礎には大きく分けて、ベタ基礎と布基礎があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。

そこで、本記事ではベタ基礎と布基礎の特徴からメリット、デメリットを詳しく解説します。

記事の後半では、どちらの基礎が良いのかについても解説しているので、これから新築住宅を建てようと考えている方は参考にされてください。

 

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1.そもそもベタ基礎・布基礎って?

住宅の基礎は地面と家を繋ぐ部分であり、重さを支える重要な役割があります。そんな住宅の基礎は主に2種類あります。

  1. ベタ基礎
  2. 布基礎

それぞれの基礎の特徴を簡単に紹介します。

現在はベタ基礎が主流

ベタ基礎 布基礎

ベタ基礎とは、その名のとおり基礎部分のコンクリートが地面全体を覆っている基礎を指します。住宅の面積分だけコンクリートを敷き詰めて基礎を作ります。

以前は、布基礎が普及していましたが、現在はベタ基礎を主流としている住宅会社も多くなっています。

 

◆ベタ基礎のメリット

ベタ基礎のメリットは、主に以下の3つです。

ベタ基礎のメリット
  1. 耐震性が高くなる
  2. 住宅を湿気から守ってくれる
  3. シロアリ被害を軽減できる

ベタ基礎は、住宅を面で支える基礎のため、布基礎と比べると耐震性が高くなります。実際にベタ基礎が普及したのも、阪神淡路大震災以降ともいわれているくらいで、より住宅の耐震性を高めてくれます。

また、ベタ基礎は地面と住宅をコンクリートで隔てているため、地面からの湿気から住宅を守ってくれるメリットがあります。湿気が多い日本では、湿気により木材にカビが生えて腐食して、住宅の耐久性が落ちてしまう問題があるため、湿気対策は必須です。

ベタ基礎は、地面からの害虫に対しても効果を発揮します。害虫の中でもシロアリは、住宅の木材に影響を与えてしまうため、予防しなければなりません。

ベタ基礎であれば、住宅の木材が地面と接することはないので、シロアリ対策にも効果的といえます。

 

◆ベタ基礎のデメリット

ベタ基礎には、メリットが多いですが、唯一のデメリットはコストが高くなることです。布基礎と比べると使うコンクリート量が多くなるため、コストが高くなってしまいます。

さらに、基礎の広さだけ土を掘り出す必要があるため、残土の処理や輸送でもコストが高くなります。住宅の面積が広くなればなるほど、コストが高くなってしまうデメリットがあります。

地面が見えているのが布基礎

ベタ基礎 布基礎

布基礎とは、複数のコンクリートの柱で住宅を支える基礎を指します。地面全体を覆うわけではなく、住宅を点で支える方法が布基礎です。

ベタ基礎は面で住宅を支える方法で、布基礎は点で住宅を支える方法と覚えておくと良いでしょう。

布基礎は、ベタ基礎が使われる前から使われていた工法です。ただ、ベタ基礎と比べるとデメリットが多いため、慎重に検討しなければなりません。

 

◆布基礎のメリット

布基礎のメリットは、主に以下の2つが挙げられます。

布基礎のメリット
  1. コストが安い
  2. 寒冷地に向いている

布基礎は、ベタ基礎と比べると使うコンクリート量や鉄筋の数が少ないため、比較的コストが安くなるメリットがあります。

また、寒冷地では地面が凍ってしまい、隆起してしまう可能性があるため、凍らない深さまで基礎を埋め込める布基礎が使われます。地面が凍って隆起してしまうと家が傾く可能性があるため、基礎を深くまで埋める必要があります。

建築基準法でも、寒冷地では凍結深度よりも深く基礎を埋めることが定められているため、布基礎が採用されている場合がほとんどです。

このように布基礎は、基礎を埋める距離を深くできることもメリットの一つです。

 

◆布基礎のデメリット

布基礎のデメリットは、主に以下の2つです。

布基礎のデメリット
  • 耐震性が低い
  • 基礎とは別に湿気対策やシロアリ対策が必要

布基礎は、ベタ基礎と比べると、住宅を支える面が少ないため耐震性が低くなりやすい傾向にあります。また、弱い地盤の上に布基礎で住宅を建ててしまうと、一部分に重みが掛かり、家が傾いてしまうリスクがあります。

さらに、布基礎は地面と住宅の間に隔たりがないため、基礎だけでなく湿気やシロアリ対策が必須です。

 

2.ベタ基礎と布基礎の工事期間

ベタ基礎も布基礎も工事期間に大きな差はなく、4週間〜5週間で基礎が出来上がります。基礎工事は以下の流れで進められます。

  1. 地縄張り
  2. 掘削
  3. 砕石敷き
  4. 捨てコンクリートを流す
  5. 配筋
  6. 型枠を組む
  7. コンクリートを流す
  8. 型枠を外し仕上げ

基礎工事は、安心して住める住宅を建てる上では重要な工程です。そのため、新築住宅を建てる期間の約3分の1の工事期間が基礎工事に割り当てられています。

 

3.ベタ基礎と布基礎はどっちがいい?

ベタ基礎と布基礎のどちらを採用するかは、基本的に住宅会社によって変わります。

しかし、何を重視するかであったり、住んでいる場所によって適している基礎は異なります。

そこで、重視したいポイント別にどちらを選べば良いか簡単に紹介します。

 

ベタ基礎

布基礎

コメント

コストを重視

使用するコンクリートや鉄筋の量が少ない布基礎がおすすめ

耐震性を重視

住宅を面で支えてくれるベタ基礎がおすすめ

湿気やシロアリ対策を重視

どちらも効果的で、大きな差はありません

寒冷地に住んでいる

×

凍結した際の地面隆起に耐えるためには、布基礎で地中深くまで基礎を埋めなければいけません

 

4.まとめ

ベタ基礎 布基礎

今回は、住宅の基礎について、ベタ基礎と布基礎の特徴やメリット、デメリットを解説しました。

安心して住める住宅を建てる上では、重みを支えてくれる基礎は重要です。ベタ基礎と布基礎は、それぞれにメリット、デメリットがあり、住宅を建てる予定の土地の状態に合わせて使い分ける必要があります。

ただ、住宅会社によって採用している基礎工事は異なるため、どちらの工法を採用しているかを契約する前に確認しておくことをおすすめします。

住宅の基礎は、大事な家を守るための土台です。安心して住める新築住宅を建てる上でも本記事を参考にして、基礎についての知識を身につけ、住宅会社と相談すると安心です。

 

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